注: この Java 配備ガイドでは、Java SE 6 update 10 リリースより前にリリースされた機能について説明します。最新情報については、Java Rich Internet Application の開発および配備を参照してください。
java.lang.IllegalArgumentException
が java.awt.Color
コンストラクタでスローされるSun Java Runtime Environment (JRE) 実装を使ってブラウザ内でアプレットを実行すると、java.awt.Color
コンストラクタで java.lang.IllegalArgumentException
がスローされます。同じアプレットが Microsoft Virtual Machine (VM) では実行できます。
この例外は、Sun JRE で境界値を超えた値や境界値に達しない値が Sun JRE の Color
コンストラクタで渡されるために起こります。
Sun JRE の Java クラスライブラリは時間の経過とともに変化してきました。詳細になった API もあれば、非推奨になった API もあります。また、実装が変更された API もあります。
Color
コンストラクタで上限や下限を超える値を渡した場合の結果は、明確に定義されていません。Microsoft VM は、値を最大カラー値や最小カラー値に自動的に再調整します。Sun JRE は java.lang.IllegalArgumentException
を使って範囲外の値が指定されたことを示します。
有効なカラー値だけが Color
コンストラクタに渡されるようにするコードを記述します。たとえば、次の構造のコードがあるとします。
void Color newColor(int r, int g, int b) { return new Color(r, g, b); }
次に示すように、有効なカラー値だけがカラーコンストラクタに渡されるようにコードを変更します。
int ensureColorRange(int v) { if (v < 0) return 0; else if (v > 255) return 255; else return v; }
void Color newColor(int r, int g, int b) { r = ensureColorRange(r); g = ensureColorRange(g); b = ensureColorRange(b); return new Color(r, g, b); }
なし。