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サポートされるフォントは、Java プラットフォームの実装によって異なります。ここでは、Sun の JDK (Java SE Development Kit) 6 および JRE (Java SE Runtime Environment) 6 でサポートされるフォントについて説明します。ここで使用されている用語については、Font
クラスの説明を参照してください。
Sun の Java SE Runtime Environment は、TrueType フォントと PostScript Type 1 フォントをサポートしています。
物理フォントは、Java 実行環境で認識されている場所にインストールされている必要があります。Sun の Java SE Runtime Environment では、JRE 内の lib/fonts
ディレクトリと、ホストオペレーティングシステムで定義されている通常のフォント格納先が検索されます。両方の場所に同じ名前のフォントが存在する場合は、lib/fonts
のフォントが使用されます。
サポートされているフォント技術を使用している物理フォントであれば、JRE 内の lib/fonts
ディレクトリにインストールするか、ホストオペレーティングシステムでサポートされている方法でインストールすることができます。
論理フォント名は、実装に依存した方法で物理フォントにマップされます。一般に、1 つの論理フォント名は、広範囲の文字をカバーするために複数の物理フォント名に割り当てられます。Sun の Java SE Runtime Environment では、フォント構成ファイルを使用してマッピングを定義します。
Java 2D レンダリングで使用する論理フォントの代替フォントとして物理フォントを追加するには、その物理フォントを JRE 内の lib/fonts/fallback
ディレクトリにインストールします。
Sun の Java SE Development Kit と Java SE Runtime Environment には、Lucida デザインファミリの物理フォントがいくつかバンドルされています。これらのフォントは、Java プラットフォームの他の実装でも使用できるようライセンス付与されています。これらのフォントは物理フォントですが、Java SE Runtime に付属しているため、ホストオペレーティングシステムには依存しません。これらのフォントを使用すると、さまざまなプラットフォームや実装、広範囲な言語に渡って、一貫した Look&Feel と操作性が得られるという利点があります。
タイプファミリとしては、「Lucida Sans」
、「Lucida Sans Typewriter」
、および「Lucida Bright」
の 3 つがあります。各ファミリに、プレーン、ボールド、イタリック、およびボールドイタリックのスタイルがあります。これらのフォントすべてが Java SE のすべての実装に存在するわけではありません。たとえば、Sun の Windows 版 Java SE Runtime Environment のデフォルトのダウンロードバンドルには、Lucida Sans プレーンフォントだけが含まれています (ただし、アプリケーション開発者は、アプリケーションとともに再配布する JRE にすべての Lucida フォントを含めることもできます)。
次の表に、各フォントファミリが対応している Unicode 文字ブロックを示します。
Unicode ブロック |
Lucida Sans |
Lucida Sans Typewriter |
Lucida Bright |
---|---|---|---|
基本ラテン |
はい |
はい |
はい |
ラテン 1 補助 |
はい |
はい |
はい |
ラテン拡張 A |
はい |
はい |
はい |
ラテン拡張 B |
一部 |
一部 |
一部 |
IPA 拡張 |
一部 |
不要 |
不要 |
スペース調整文字 |
一部 |
一部 |
一部 |
結合分音記号 |
一部 |
不要 |
一部 |
ギリシャ語 |
はい |
はい |
はい |
キリル |
一部 |
一部 |
一部 |
ヘブライ語 |
はい |
はい |
不要 |
アラビア語 |
一部 |
一部 |
一部 |
デーバナーガリー |
はい |
不要 |
不要 |
タイ語 |
はい |
はい |
不要 |
一般句読点 |
一部 |
一部 |
一部 |
上付き文字と下付き文字 |
一部 |
一部 |
一部 |
通貨記号 |
一部 |
一部 |
一部 |
文字様記号 |
一部 |
一部 |
一部 |
数字の形 |
一部 |
一部 |
不要 |
矢印 |
一部 |
一部 |
一部 |
数学記号 |
はい |
一部 |
はい |
囲み英数字 |
一部 |
不要 |
不要 |
罫線素片 |
一部 |
一部 |
不要 |
ブロック要素 |
一部 |
一部 |
不要 |
幾何学模様 |
一部 |
一部 |
一部 |
その他の記号 |
一部 |
一部 |
不要 |
装飾記号 |
はい |
不要 |
不要 |
アルファベット表示形 |
一部 |
一部 |
不要 |
アラビア表示形 A |
一部 |
一部 |
一部 |
アラビア表示形 B |
はい |
はい |
はい |
Sun の Java SE Runtime Environment で通常 完全にサポートされている 書記体系のうち、中国語 (簡体字)、中国語 (繁体字)、日本語、および韓国語は Lucida フォントでサポートされません。
フォントは、Java SE Runtime Environment の lib/fonts
ディレクトリに、次のようなファイルとしてインストールされています (すべてインストールされているとは限りません)。
LucidaSansDemiBold.ttf LucidaSansRegular.ttf LucidaTypewriterBold.ttf LucidaTypewriterRegular.ttf LucidaBrightDemiBold.ttf LucidaBrightDemiItalic.ttf LucidaBrightItalic.ttf LucidaBrightRegular.ttf
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