従来の APPLET タグの使用


このセクションでは、次のトピックについて説明します。

APPLET タグに対するサポート

JavaTM Plug-in では、アプレットの起動用に HTML APPLET タグをサポートしています。 ユーザは APPLET タグを処理するために、Sun の JRE がデフォルトの実行環境になるようブラウザを構成することができます。

Java Plug-in では APPLET タグがサポートされるようになりましたが、独自の技術を使用するアプレットはサポートされていません。 こうした技術には以下のものがあります。

OBJECT タグとの互換性 (Windows プラットフォーム上の Internet Explorer)

このリリースの Java Plug-in では、アプレットの起動用に APPLET タグの使用をサポートしています。 ただし、これまでの Java Plug-in との後方互換性も十分に確保されており、Windows プラットフォーム上で稼動する Internet Explorer でアプレットを起動するための OBJECT タグもサポートしています。 開発者は以前と同じように、オプションで HTML コンバータを使用してアプレットの Web ページを設定し、OBJECT タグを使用することができます。

OBJECT を使用して Java Plug-in 上でアプレットを起動する方法については、「Java Plug-in での OBJECT、EMBED、および APPLET タグの使用」 および 「HTML コンバータを使用した Java Plug-in 用 APPLET タグの変換」 を参照してください。

サポートするプラットフォームとブラウザ

Java Plug-in における APPLET タグのサポートは、以下のオペレーティングシステムでの使用を目的としています。

Java Plig-in は以下の Web ブラウザ上で APPLET タグをサポートしています。

注:

現在、Netscape 4 上で APPLET タグはサポートされていません。

古いクラスファイルの更新

今回のリリースの Java Plug-in に関連した新しい Java Runtime Environment では、従来のコンパイラで生成されたクラスファイルが実行されない場合があります。 主に見られる症状は、こうしたクラスファイルをロードしようとしたときに仮想マシンが java.lang.ClassFormatError をスローすることです。 この失敗は、今回のリリースにおける変更とは特に関係ありません。 これは、従来のバイトコードコンパイラがクラスファイルを生成するすべての状況において、適切なクラスファイル形式に厳密に準拠していなかったことが原因です。 最近の仮想マシンは適切なクラスファイル形式に厳密に準拠するよう実装されているので、不正な形式の古いクラスファイルをロードしようとするとエラーが発生します。 古いクラスファイルに関する典型的な問題点は以下のとおりです (ただしすべてを網羅したものではありません)。

この種類の問題は、現在の Java 2 SDK にある Javac バイトコードコンパイラを使用してクラスを再コンパイルすれば回避することができます。 サードパーティのオブファスケータを使用する場合は、それが正しいクラスファイル形式に準拠したクラスファイルを作成するかどうかを確認してください。

その他の拡張機能

上記で説明した APPLET タグのサポートに加えて、Java Plug-in はパフォーマンス面およびアーキテクチャ面で多くの拡張機能を備えており、通常は企業環境のように強力なクライアントプラットフォームを備えていない消費者向けのクライアントマシンでも、広範に使用できるものになっています。 これらの拡張機能の概要を以下に示します。

メモリ管理

パフォーマンス

設計

JDK 1.1 の互換性

前述の「古いクラスファイルの更新」も参照してください。